貴金属市況:29日のNY市場において、FOMC控え金・プラチナは下落、銀は反発
金:4093.36ドル(+56.00)<+1.39%>
銀:58.38ドル(+0.45)<+0.78%>
プラチナ:1631.62ドル(+35.28)<+2.21%>
パラジウム:1280.44ドル(+17.19)<+1.36%>
29日のNY貴金属市場では、金・プラチナは下落、銀は上昇しました。
29日のNY金先物中心限月8月限は前営業日比2.4ドル安の4036.3ドルで取引を終えました。FOMCを控えて様子見ムードが強く、前日水準を挟んだ値動きとなりました。引け後に公表されたFOMCでは、政策金利の誘導レンジを3.50~3.75%に据え置き、投票は9対3となりました。反対票を投じた3名は25bpの利上げを主張しており、5会合連続の据え置きは2008年以降の利下げ・据え置き局面では最長の停止期間と報じられています。据え置き発表後、金は4041~4100ドル付近で乱高下し、一時4116ドルまで上昇したとの報道もあります。銀の9月限は前営業日比0.56ドル高の58.089ドルと大幅反発し、中東情勢の緊迫化で売られた後に安値拾いの買いが入った流れです。プラチナの10月限は前営業日比21.0ドル安の1602.30ドルと続落しました。SPDRゴールド・シェアの現物保有量は29日時点で前日比0.57トン増の1009.298トンとなりました。
金は4000ドル割れを回避しつつ4100ドルが短期の分水嶺となっており、中央銀行やETFの買いが下支え要因として意識されています。銀は57~59ドル付近の狭いレンジで、地政学による安全資産需要と工業需要の綱引きが続いています。プラチナは1600ドル前後の底値圏で推移し、WPICの供給赤字見通しが拡大しているとの報道があり、パラジウムは自動車触媒需要の弱さや供給余剰見通しが意識されるなか、1280ドル前後で推移しているとの見方が出ています。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、FOMC後の値動きが激しい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






