貴金属市況:4日のNY市場において、雇用統計上振れで金・銀は大幅反落
金:4432.81ドル(-35.64)<-0.80%>
銀:66.24ドル(+0.20)<+0.30%>
プラチナ:1827.51ドル(+22.90)<+1.27%>
パラジウム:1394.66ドル(-13.86)<-0.98%>
4日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナは下落しました。
4日のNY金先物中心限月12月限は前営業日比63.3ドル安の4476.6ドルで取引を終えました。取引レンジは4412.0~4537.8ドルでした。米労働省が発表した8月の非農業部門雇用者数は16万2000人増と、予想の5万6000人増を大きく上回り、7月分もマイナス2万3000人からプラス2万1000人へ上方改定されました。失業率は4.1%で横ばいでした。ドルが買い戻され、金利を生まない資産である金は売り優勢となりました。スポットでは発表直後に2%超下落したあと、4437ドル前後まで下げ幅を縮小したとの報道もあります。銀の12月限は前営業日比0.956ドル安の66.748ドルと大幅反落し、プラチナの10月限は前営業日比8.00ドル安の1826.00ドルと反落しました。SPDRゴールド・シェアの現物保有量は4日時点で前日比1.43トン減の1052.056トンとなりました。9月の利上げ確率は61%前後まで上昇したとの見方が出ています。
先週を振り返ると、金は週初4430ドル台から、金利上昇と原油高で2日に4282ドルまで下落したあと、ウォラー理事の発言を受け4510ドル付近まで戻し、雇用統計で再び売られる展開となりました。週間終値は4428ドル付近と報じられています。ドル円は160円台から155円台まで円高が進み、円建て金価格の重しとなりました。
金は4400ドル割れが次の確認点として意識されています。銀は68ドル付近から66ドル台へ押し戻され、金より振幅が大きい動きが続いています。プラチナは1800ドル超を維持しつつ雇用後は反落し、供給赤字や工業需要が中長期論点として意識されており、パラジウムも週中に1440ドル前後まで上昇したあと押し戻される動きが報じられています。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、雇用統計後の値動きが激しい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






