貴金属市況:11日のNY市場において、CPI後は押し目買いで金は小幅反発
金:4338.46ドル(-14.54)<-0.33%>
銀:64.07ドル(-0.04)<-0.06%>
プラチナ:1799.00ドル(+1.00)<+0.06%>
パラジウム:1296.48ドル(-0.53)<-0.04%>
11日のNY貴金属市場では、金・銀は上昇、プラチナは下落しました。
11日のNY金先物中心限月12月限は前営業日比1.6ドル高の4408.9ドルで取引を終えました。取引レンジは4333.0~4444.9ドルでした。8月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.4%と7月から横ばい、前月比は0.4%と加速し、食品とエネルギーを除くコアは前月比0.3%と予想の0.2%を上回りました。利上げ観測が強まり一時4333ドルまで売られたあと、ドル安と長期金利の低下を背景に押し目買いが入り、プラスに戻して引けました。銀の12月限は前営業日比0.261ドル高の65.188ドルと反発し、プラチナの10月限は前営業日比3.5ドル安の1797.60ドルと小幅続落しました。SPDRゴールド・シェアの現物保有量は11日時点で前日比2.85トン減の1047.425トンとなりました。9月の利上げ確率は約86%まで上昇したとの見方が出ています。市場の関心は16日のFOMCと議長会見に移っています。
先週を振り返ると、金は週前半4400ドル前後、後半は物価指標を受け4300~4400ドルの値動きとなりました。10日の生産者物価指数(PPI)は前年比5.4%と上振れ、NY金12月限は53.4ドル安の4407.3ドルでした。原油は100ドル超が続き、エネルギー高が物価を押し上げるなか、金利上昇が貴金属の逆風となりました。
金は100日移動平均の4330ドル付近が支持として意識されています。銀は10日に6月以来の大きな下落のあと63ドル台まで下げ、金より下げ幅が大きい動きが報じられています。プラチナは1900ドル超から1800ドル割れまで押し戻され、WPICが通年は小幅な供給過剰でも地上在庫は需要の3カ月強と薄いとの整理が中長期論点として残っており、パラジウムも金利上昇のなか鉱業ストや供給減が意識される動きが報じられています。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、物価指標後の値動きが激しい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






