貴金属市況:23日のNY市場において、追加利上げ観測とドル高で金は大幅続落
金:4287.32ドル(-39.25)<-0.91%>
銀:64.44ドル(-1.43)<-2.17%>
プラチナ:1758.15ドル(-50.79)<-2.81%>
パラジウム:1271.74ドル(-25.26)<-1.95%>
23日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナは下落、パラジウムは上昇しました。
23日のNY金先物中心限月12月限は前営業日比58.0ドル安の4318.4ドルで取引を終えました。取引レンジは4310.7~4407.5ドルでした。米連邦準備制度理事会(FRB)のバー理事が、インフレ抑制にはさらなる政策調整が必要になりそうだと述べたことを受け、追加利上げ観測が強まりました。10月の利上げ確率は約70%と、1週間前の約49%から上昇したとの報道があります。ドル指数は7月末以来の高値圏まで上昇し、米10年国債利回りも一時5.1%を超える動きとなりました。23日発表の購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことも、景気の強さと物価懸念を意識させる材料となりました。ホルムズ海峡については、米が軍事圧力と港湾封鎖を緩めれば7日以内に再開しうるとのイラン側の発言が伝わり、原油は続落し、安全資産としての金買いも金利上昇に押される展開となりました。銀の12月限は前営業日比1.566ドル安の64.964ドルと大幅反落し、プラチナの1月限は前営業日比78.40ドル安の1768.20ドルと大幅反落しました。市場の関心は24日のウィリアムズ総裁講演や、来週の国内総生産(GDP)と個人消費支出(PCE)物価指数に移っています。
連休中の金は18日に4400ドル付近まで上昇したあと、23日には4275ドル付近まで下げる値動きとなりました。金は4300ドル割れが意識され、ドル高と長期金利上昇が逆風となっています。銀は67ドル超からの利確も重なり金より下げ幅が大きく、65ドル前後の支持が意識される動きが報じられています。プラチナは1800ドル近辺から1760ドル台まで下げ、中国の自動車需要の弱さと南アフリカ供給が中長期論点として残っており、パラジウムは米の内燃機関車向け触媒需要や鉱山供給減が意識され、金銀と逆行して上昇する動きが報じられています。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、追加利上げ観測で値動きが激しい局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。






