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貴金属市況:25日のNY市場において、中東情勢の緩和で金は反発

                               
2026.09.28  貴金属市況

金:4264.33ドル(-15.95)<-0.37%>
銀:63.89ドル(+0.23)<+0.36%>
プラチナ:1772.47ドル(+17.19)<+0.98%>
パラジウム:1262.15ドル(+6.20)<+0.49%>

 

25日のNY貴金属市場では、金・銀・プラチナは上昇しました。
25日のNY金先物中心限月12月限は前営業日比23.2ドル高の4321.2ドルで取引を終えました。取引レンジは4289.2~4351.6ドルでした。米国とイランが戦闘終結に向けた段階的な取引を検討しているとの報道を受け、エネルギー供給への懸念が和らぎ、米長期金利が低下したことで、金利を生まない資産である金は買い優勢となりました。週間では米10年国債利回りが週初の5%未満から一時5.22%まで上昇し、2007年6月以来の高水準となったとの報道があります。30年債は5.50%と、2004年6月以来の高値圏です。10月の利上げ確率は約67%まで上昇し、その後70%超との見方も出ています。金は4300ドルを割り込み、週間の安値は4244ドル付近、金曜は4300ドルを回復して4286ドル前後で引けたとの値動きもあります。週次では約1.6%安、月次では約8.5%安でも、1年前比ではなお約14%高い水準です。銀の12月限は前営業日比0.799ドル高の64.801ドルと大幅反発し、プラチナの1月限は前営業日比32.00ドル高の1797.70ドルと反発しました。市場の関心は個人消費支出(PCE)物価指数と、来週の米物価・雇用統計に移っています。
金は100日移動平均の4300ドル付近が上値として意識され、下限は4218ドル前後との見方が出ています。中国の金輸入は年初8カ月で1000トンを超え、インドの8月金輸入は関税引き上げのあと前年比で約58%減ったとの報道があります。銀は週次で約4%下落したあと63ドル台から戻り、精製の遅れが供給の制約として報じられています。インドの8月銀輸入は前年比で倍以上に増えたとの数字もあります。プラチナは地上在庫の薄さと自動車触媒の買いが意識され1790ドル台まで戻し、世界プラチナ投資協会(WPIC)は通年で26.5万オンスの供給過剰でも下期は投資が戻れば需給が締まりうると整理しており、パラジウムは1290ドル前後でほぼ横ばい、ウクライナがノルニッケルへの欧州連合(EU)制裁を求めているとの報道があります。
歯科金属に用いる金銀パラジウム合金をお持ちの方は、長期金利の上昇が続く局面です。売却をご検討の際は、お早めにご相談ください。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。