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貴金属市況:前日のNY市場において貴金属相場は大幅上昇

                               
2020.11.06  貴金属市況

金:1948.56ドル(+45.35)<+2.38%>
銀:25.328ドル(+1.42)<+5.93%>
プラチナ:892.726ドル(+23.35)<+2.69%>
パラジウム:2376.971ドル(+88.28)<+3.86%>

 

5日のNY市場において貴金属相場は全て大幅に上昇しました。金価格は一時、1カ月半ぶりの高値を付けました。アメリカ大統領選でバイデン勝利の観測が広がり、大規模な追加経済対策への期待が高まったほか、FOMCの政策発表を受けてドル安が進んだのが、その原因と思われます。
長い停滞状態を抜け出し、金価格は再び2000ドルを試す動きが本格的になってきました。年末までには最高値の更新もあり得ると考えます。もちろん、アメリカ大統領選の結果が出るまでは膠着状態になる可能性もありますが、今のところ市場はバイデン勝利で財政拡大を織り込み始めているようです。
例年、11月~翌2月にかけては、金相場はかなりの確率で上昇しますので、これからのパフォーマンスはインフレ懸念も手伝って期待が持てると言えます。ただし、株価が崩れた時には、最近は全ての資産が売られますので、その時は一時的な下げに見舞われることがあるのは常に頭に入れておく必要があります。
貴金属価格が全面的に上昇いたしましたので、歯科金属、歯科スクラップの売却には、そろそろ良いタイミングかと思われます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。