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貴金属市況:26日のNY市場において、貴金属は全て上昇

                               
2021.04.27  貴金属市況

金:1780.19ドル(+3.01)<+0.17%>
銀:26.21ドル(+0.22)<+0.85%>
プラチナ:1243.863ドル(+14.36)<+1.17%>
パラジウム:2926.01ドル(+70.86)<+2.48%>

 

米国時間26日のNY市場において、貴金属は全て上昇しました。
金市場はFOMCの発表を控えて市場の材料待ちの姿勢が強く、ほぼ横ばいで推移しました。マーケット関係者は、FRBの金利に対する長期見通しと短期金利への対処に関する見解が鍵となると考えています。
いずれにしろ、金相場が1800ドルを超えていくかは、FOMCの発表待ちです。米10年国債の利回りが下げないと1800ドル突破は難しいと考える向きも多いようです。
パラジウムは、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、26日も力強い上昇をしています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが日本円換算でグラム1万円を超える高値圏となってきましたので、パラジウムを多量に含むものであれば、売却のタイミングと考えますが、金を多量に含むものであれば、もう少し待ち、金価格が1800ドルを超えて安定するまでお待ちいただくほうがいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。