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貴金属市況:20日のNY市場において、金は横ばい、銀は続落、パラジウムは上昇

                               
2021.07.21  貴金属市況

金:1810.03ドル(-2.79)<-0.15%>
銀:24.908ドル(-0.297)<-1.18%>
プラチナ:1066.10ドル(-8.104)<-0.75%>
パラジウム:2633.67ドル(+43.066)<+1.66%>

 

米国時間20日のNY市場において、金は横ばい、銀は続落、パラジウムは上昇しました。
アメリカ等でコロナ患者数が急増したことなどから金の安全資産としての魅力が高まりましたが、米ドル高・米株高となったために買い注文は少なく抑えられました。
米国株が大きく上昇しましたが、金はあまり売られませんでした。新型コロナウィルスの流行による懸念から安全資産としての買い支えが入っている可能性があります。現在は1800ドルと1830ドルの間を上下するような相場になっており、その間を抜けた方向に大きく価格変動しそうです。
パラジウム価格は、値を切り上げてきています。ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、パラジウムが多いものは売却のタイミングですが、金・銀を多く含むものはもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。

 
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。