貴金属市況:19日のNY市場において、貴金属はすべて下落
2021.08.20 貴金属市況
金:1779.246(-8.34)<-0.47%>
銀:23.265(-0.22)<-0.92%>
プラチナ:973.298(-21.08)<-2.12%>
パラジウム:2312.23(-114.44)<-4.72%>
米国時間19日のNY市場において、貴金属相場はすべて下落しました。
金相場は、米ドル高となっていることや、FRBによるテーパリングが早期に開始されるとの予測により下落しました。しかし、現在の新型コロナウイルスの感染拡大によって世界的に経済成長が見込まれていないとの懸念により、大きくは下がりませんでした。
現在、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大等で金相場は高値圏に入っていますが、テーパリングが近いこともあり、中期的には上がりもせず下がりもしないような相場が続くだろうことが考えられます。
パラジウムは、今回は大きく値を落としましたが、ロシア、ノリリスク鉱山の漏水事故による供給不足が解消されたにもかかわらず、高値を維持し続けています。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。