貴金属市況:29日のNY市場において、金・銀は下落、パラジウムは上昇
2021.11.30 貴金属市況
金:1785.01ドル(-6.8)<-0.38%>
銀:22.89ドル(-0.24)<-1.04%>
プラチナ:963.201ドル(+9.52)<+1%>
パラジウム:1794.36ドル(+46.41)<+2.66%>
米国時間29日のNY市場は、金・銀は下落、パラジウムは上昇しました。新型コロナウイルスの新たな変異株である「オミクロン株」に対して株式市場が楽観的な姿勢を示し、リスクオンの状態に戻りつつあります。
金相場は不安定な状況で、市場がオミクロン株の情報を消化しきらない限りは動きが不安定となることが予想されます。現在は持ち合い相場で、1790ドル付近のレジスタンスを明確に抜いてこないと上抜けも期待できそうにないと考えます。
ただ、今回の株価の急落が、新たなオミクロン株の情報により、昨年3月のようなコロナショックでの株式の暴落のようになってくるようですと、すべての資産に現金化の売りの可能性が懸念され、金も例外ではないと考えます。
歯科金属・歯科スクラップ等を売却されるのは、金・銀・パラジウムがもう少し値を戻してからにされた方がいいかと考えます。
※記事はNY時間の米ドル価格での変動です。日本円の取引価格では時差と為替の変動が加味されます。